京大 見どころ

京都大学柔道部をご紹介します。

部員は今も15人を前後する状態で、部員数の面で非常に悩まされています。特にここ二年は上回生がいよいよ少なく、今年も未だ若いチームではあるのですが、戦力的に他の六大学に遅れを取っているとは毛頭思いません。

自分達は常に「考える柔道」を標榜し部活に励んでいます。自分の柔道スタイル、自分の得意技、自分達の練習・試合のあり方…一回生から四回生に至るまで、ただ上からの指示に頼るのでは無く、自分の柔道は自分で考え抜いて作りあげるものだと意識を持って部活をしています。

見所は沢山有ると思いますが、まずは諸本主将を挙げるべきでしょう。同期が居ない中、大学から柔道を始めて遂に主将にまでなった苦労人・諸本選手は、最近の七大ではもうあまり見られることの無くなった生粋の寝技師です。七大随一の利く足を、純粋な柔道エンターテイメントとして楽しんで頂ければと思います。

そして、さらに三回生の成長にも注目して頂きたいです。上回生不足を補い、一回生の頃から全ての柔道部の戦いを支え続けたこの代も遂に今年で三年目を迎えました。真に京都大柔道部の中心となった彼らの戦いぶりに期待して貰いたいです。

文責:京都大学柔道部主務 福田裕太